組織

観測所

陸別観測所

陸別観測所(りくべつ宇宙地球科学館2階)は、晴天率が高く大気汚染も少ない理想的な観測条件に恵まれています。同観測所では、赤外線や紫外線の分光観測装置を用いたオゾン等の成層圏の大気微量成分の研究や、全天CCDカメラ・掃天型分光計・磁力計を用いたオーロラなどの地球電磁気現象の研究を総合的に進めています。特に成層圏大気に関する研究は、国立環境研究所が同じ観測室内に設置しているミリ波放射計などのデータも用い、共同研究体制で進められています。また、NDACC(大気組成変動検出のためのネットワーク)等の国際共同プログラムでも重要な役割を果たしています。

赤外線フーリエ分光計太陽追尾装置

赤外線フーリエ分光計(左上)と太陽追尾装置(右上)。太陽を光源として、大気中の分子の吸収スペクトルを測定し、大気中の微量成分の濃度や高度分布を調べることができます。本装置の波長の分解能は、世界最高水準の0.0035 cm-1 を誇り、30分で1セットのデータを取得できます

陸別観測所の高感度全天カメラでとらえられた低緯度オーロラ。赤いオーロラ光(酸素原子、波長630 nm)の強さを疑似カラーで表示

陸別観測所の高感度全天カメラでとらえられた低緯度オーロラ。赤いオーロラ光(酸素原子、波長630 nm)の強さを疑似カラーで表示

陸別上空でのオゾンの高度別時間変動(下)。極渦の到来とともに高度22 kmと30 kmのオゾンが減少しているのがわかります(図中のハッチをつけた期間)。上図は、北極周辺の極渦の分布。この研究は国立環境研究所のミリ波オゾン分光計のデータに基づいた共同研究です。

陸別上空でのオゾンの高度別時間変動(下)。極渦の到来とともに高度22 kmと30 kmのオゾンが減少しているのがわかります(図中のハッチをつけた期間)。上図は、北極周辺の極渦の分布。この研究は国立環境研究所のミリ波オゾン分光計のデータに基づいた共同研究です。

大型短波レーダーで観測した極東ロシア上空の電離圏プラズマの高速流

大型短波レーダーで観測した極東ロシア上空の電離圏プラズマの高速流。短波帯の電波を北~北東方向に向けて発射し、戻って来るエコーを観測することにより、遠方の電離圏の構造及び変動を調べることができます。